貞観3(861)年風早氏の勧請と伝えられ、社叢(しゃそう)には県天然記念物のコバンモチの群落があり、市重要文化財の江戸時代以前の棟札が現存しています。
境内には、孝子風早審麻呂神社、風早の浦で詠まれた万葉歌を岩に刻んだ万葉歌碑と遣新羅使の一行を表現した万葉陶壁があります。
※風早の浦で詠まれた万葉歌は、天平8年(736)6月、都を出発した遣新羅使の一行が新羅へ行く途中、風早の浦に停泊された時に詠まれたもので、万葉集に掲載されています。
わが故に妹嘆くらし風早の 浦の沖辺に霧たなびけり 沖つ風いたく吹きせば我妹子が 嘆きの霧に飽かましものを